今村仁司『交易する人間(ホモ・コムニカンス)』

日曜日。曇。
寝過ぎ。睡眠の後始末が大変。
音楽を聴く。■モーツァルト:ディヴェルティメント変ホ長調 K.252(ホグウッド、参照)。■ハイドン:ピアノ・トリオ変イ長調 Hob.XV-14 (トリオ1790、参照)。終楽章がちょっとカッコいいな。

今村仁司『交易する人間(ホモ・コムニカンス)』読了。生命を受けたことに対する「負い目感情」なんて、本当にあるのかなあ。そもそも、キリスト教徒の「原罪」ってのも、そういうことなの? またイスラム教徒や仏教徒はどうなの? 原始的アニミズムに関しては?

久しぶりにカルコス。このごろ本当に本屋へ行かなくなった。本屋の本の99%以上と殆ど関係ないのだけれど、しかし行ってみれば、残り1%に買いたい本は幾らでもあるのだな。その99%の方なのだが、いまの文庫小説のカバーって、多くがマンガっぽいイラストになっているのですね。は、これがシェイクスピア? とか。いまさらですが。

僕は自分の「老い」というものには殆ど関心がないのだけれども、街を歩いている女の子たちを見ると、ちょっとだけ胸を突かれるような思いがする(男ぼーずはどうでもいい)。彼女らの若さにというのでは必ずしもない。ただ、彼女たちは確実に自分たちの若さに気づいていない、その贅沢さにである。僕はだから、若い頃に戻りたいとはあまり思わない。あの頃自分も、自分の若さにまったく気づいていなかったし、それを上手く使うこともできなかった。未来は確かに無限にあったが、つらいことも多かった。
紋切り型ですね。