吉増剛造『我が詩的自伝』

晴。
早起き。起きていきなりネット・サーフィンにハマる。
音楽を聴く。■モーツァルト:ディヴェルティメント変ロ長調 K.240(ホグウッド、参照)。

図書館から借りてきた、吉増剛造『我が詩的自伝』読了。副題「素手で焔をつかみとれ!」。何だか滅茶苦茶なのだが、いったいこの言葉たちはどこから出ているのか。僕は平凡な人だけれども、このエッジの先端が非常に気になる。できるだけこの「縁(へり)」に肉薄したいものだ。いや、すごい爆発(暴発?)力でした。しかし、詩人が吉本さんの詩や文章を猛烈に筆写し続けているというのはあまりにもおもしろい。

ちなみに、「オシリス、石ノ神」は最高です。
柄谷行人は哲学や経済学より、文学の方がいいと思う。哲学的な論考でも、文学が基盤になっているものの方が好きだ。偉大なる日本の「文芸評論家」たちの最後の継承者と云うべきだろう。