曇。
音楽を聴く。■バッハ:ブランデンブルク協奏曲第四番 BWV1049(ミュンヒンガー、参照)。■モーツァルト:ヴァイオリン・ソナタ ニ長調 K.306 (パールマン、バレンボイム、参照)。■C.P.E.バッハ:チェンバロ独奏のための協奏曲イ長調 (アスペレン、参照)。特に第二楽章がいい。■ミヨー:弦楽四重奏曲第二番 op.12 (パリジQ、参照)。ミヨーは自分と交わるところが少ない。こういうのこそ役に立つのだ。■フリードリヒ・クーラウ:ソナチネ イ長調 op.59-1 (ロレダーナ・ブリガンディ)。これはまたシンプルなソナチネ。
- アーティスト: Kuhlau,Brigandi
- 出版社/メーカー: Nuova Era
- 発売日: 2004/07/06
- メディア: CD
- この商品を含むブログを見る
最近通販で買った商品が届くのが早くなった気がする。中部地方なのに、アマゾンも HMV もあっという間に来る。
プロジェクト・オイラーの Problem 65。昨日書いたコードだが、ここに載せておきます。どうだ、Ruby すごいだろうと自慢する感じ。
def ra(i) a = (i % 3).zero? ? (@k += 2) : 1 return Rational(1, a) if i == 100 Rational(1, a + ra(i + 1)) end @k = 0 a = Rational(2, 1) + ra(2) puts a.numerator.to_s.chars.inject(0) {|r, i| r += i.to_i}
まつもとさんには独特の美学があって、便利なだけでは Ruby に機能を追加しないのだよね。昨日の「最近のruby-core」にもあったけれど、皆んな例えば [1,2,3].map(&:to_s(16)) みたいに書きたいのに、まつもとさんは OK を出さないのだよねえ(でも、僕も [1, 2, 3].map {|x| x.to_s(16)} で充分な気がする)。マクロも絶対に OK しない。そのまつもとさんの美学が、Ruby のコードのスマートさを生んでいるのだと思う。Ruby を便利でぐちゃぐちゃの言語にするのはそんなにむずかしくないだろう。そうすると Perl になっちゃう(Perl を disるわけではないので、お間違えなきよう)。
米屋。肉屋。スーパー。
#
玄侑宗久『四雁川流景』読了。短篇集。陳腐な形容で申し訳ないが、心洗われる小説たちだ。自分の中に溜った膿が消えていくようである。どれも相当に深刻な話ばかりだから、意外な感じだが、実際そうなのだから仕方がない。小説としての出来など自分にはわからないが、自分が玄侑さんを大いに好きなのはまちがいない。僕は「人生」を描いた小説は苦手なのだが、それはそれらの小説が上から目線だからなのだろうと自分では思っていて、そこで玄侑さんの小説は人生を描いて、まったく違和感がない。極東アジアの庶民の人生とは、まさしくこうなのだと思う。って云うのも賢しらかな。僕は読書ブログでも玄侑宗久の名を見かけたことがないし、玄侑さんを侮る意見しか聴いたことはないが、わからん奴は困ったものである。他の小説家についてはそういうことは言わないが、あんまり残念だから書いてみた。文学ばかりではなく、もっと目を養った方がいいと思う。
- 作者: 玄侑宗久
- 出版社/メーカー: 文藝春秋
- 発売日: 2013/03/08
- メディア: 文庫
- この商品を含むブログを見る
中東特派員はシリアで何を見たか 美しい国の人々と「イスラム国」
- 作者: 津村一史
- 出版社/メーカー: dZERO(インプレス)
- 発売日: 2015/11/30
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
- この商品を含むブログ (3件) を見る