ブルース・ローレンス『コーランの読み方』

晴。夜雨。
音楽を聴く。■モーツァルト:ピアノ・ソナタ第十七番 K.570(ピリス、参照)。■ミヨー:弦楽四重奏曲第三番 op.32 (パリジQ、参照)。■エルガー:導入とアレグロ op.47 (ジョン・バルビローリ、参照)。おもしろいな。■■シューベルト:ピアノ・ソナタ第十六番 D845 (ピリス、参照)。素晴らしいし、役に立つ。
昼から米屋。肉屋。スーパー。お彼岸なのでお墓参り。
内田樹のブログ(参照)によると、朝日新聞はいま月に5万部ずつ部数が減っているそうである。このままだと、消滅するまであと15年だそうだ。ウチは昔から朝日新聞で、両親は朝起きると新聞に目を通すという長年の習慣だが、僕は既に殆ど読まない。決心して読まなくなったわけではなくて、ただ何となく読まなくなったのである。読んで引っかかるものがなくなってきたので、それは感受性の摩耗でないとは云えないが、そうなったものは仕方がない。まあ時々は読むけれどね。

木を Ruby で簡潔に実装してある有用なページを見つけたので、メモしておく。このやり方で自分でも再実装してみよう。
Rubyで実装して楽しむ古典データ構造再入門(平衡木編) - hama_duのブログ
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ブルース・ローレンス『コーランの読み方』読了。池内恵訳。イスラム教の入門書として出色の出来であろう。いまや極東の島国の一般人にさえ、イスラム教をできるだけ正確に理解することが緊急の課題となってきている。本書は読みやすいけれども、訳者の強調するとおり、著者の記述は単に通り一遍のものではない。深い学識を背景に、日本人には理解のむずかしいイスラム教について、急所を突いた解説をしてくれている。このような本が新書レヴェルで出るというのは、日本の出版業界も捨てたものではないということであろうか。将来はちくま学芸文庫あたりに入るといいと思う。是非本屋で手にとっていただき、読めそうだったらお勧めしたい。なお、訳者の文章は、学術的な文体として、機能的で焦点がはっきりしており、かつ読みやすいという優れたものである。訳者の頭のよさがよくわかる文章になっている。このような文章が書ける学者は、そう多くはない。
(089)コーランの読み方 (ポプラ新書)

(089)コーランの読み方 (ポプラ新書)


荒井由実松任谷由実)を聴く。
第三次世界大戦以降に住んでいる身としては、既に失われてしまった過去に多少呆然とせざるを得ない。これは二度と戻ってくることのない世界である。で、ルージュの伝言とかはやはりいいですね。
COBALT HOUR

COBALT HOUR

かつての東京は核戦争で廃墟になった。いま我々は富士山麓の第三東京市に住む。そしていまここで流れている音楽はなんなのだろう。