イヴァン・イリイチ『コンヴィヴィアリティのための道具』

雨。
音楽を聴く。■バッハ:フルートと通奏低音のためのソナタ ハ長調 BWV1033 (ランパルラクロワ、ジョルディ・サヴァール参照)。■ベートーヴェンピアノ三重奏曲第四番 op.11 (チョン・トリオ、参照)。

イヴァン・イリイチ『コンヴィヴィアリティのための道具』読了。意図はよくわかるが、たぶん基本認識が間違っているように思う。というか、申し訳ないが、言っていることの多くがあまりにも馬鹿らしくて、認識と基本的な知識を疑わざるを得ない。取り立てて反論も必要あるまい。イリイチはとてもまじめな人なのだが、正直言って自分の苦手なタイプだ。渡辺京二さんによる翻訳であり、渡辺さんはイリイチに関心がおありなのだな。僕はこのような「資本主義とは云々」というタイプの大袈裟な議論にはさほど関心がもてないのである。もっとも、こういうことを考える人たちはえらいとは思うが。とは書いたけれど、イリイチの問題系が大切なことに触れているのも、また間違いのないところではあろう。

コンヴィヴィアリティのための道具 (ちくま学芸文庫)

コンヴィヴィアリティのための道具 (ちくま学芸文庫)


ネットをうろついていたら、アマゾンで角川インターネット講座全15巻の Kindle 本が、ポイント還元で実質 2592円 (88%OFF) であるのを知り、即ポチる。これは一部分が図書館にあって、まつもとゆきひろさんの担当した巻は読んでいた。僕はどちらかというと「情弱」なので、これはたまたまでした。ありがたい。で、Lisp を弄くり回したり Lisp 本も買ったりして、朝まで起きていた。殆ど徹夜。阿呆である。