こともなし

日曜日。晴。
音楽を聴く。■モーツァルト:ヴァイオリン協奏曲第二番 K.211(パールマンレヴァイン参照)。■チャイコフスキーピアノ三重奏曲イ短調 op.50 (バレンボイム、ズーカーマン、デュ・プレ、参照)。チャイコフスキーは苦手であることを再確認。ポピュラーな曲であり、悪くはないが。しかし長いね。■ショパン:ワルツ第一番 op.18、第二番 op.34-1、第三番 op.34-2、第四番 op.34-3 (ルービンシュタイン参照)。もっと派手なのを予想していたが、軽く余裕たっぷりな演奏で、じつにいい。たぶん演奏会ならもっとウケを狙ったんじゃないかと思うが、さらりと音楽的に弾いていて、まさしく巨匠の演奏だろう。ショパンのワルツは大家が弾くようなものではないのに、このルービンシュタインとか、またアラウなどの録音もおもしろくて、なかなか不思議なものである。ショパンはそんなに気合を入れていないと思うのだが。■■ブラームス:ピアノ・ソナタ第一番 op.1 (ジュリアス・カッチェン、参照)。さすがに若書きであり、ブラームスはここから大変に精進した。ピアノでは表現しきれないところがあり、ピアノ・トリオなどの方がよかったかも知れない。とは云え、じつはこの曲はかなり好きである。若々しさと実力が相俟って瑞々しい。この曲にはリヒテルの名演があるが、カッチェンも素晴らしい。終楽章の速いテンポをどう捉えるかだが、自分はハイ・テンションを肯定したいと思う。

早寝。