『吉本隆明全集4』/佐々木幹郎『東北を聴く』

晴。
音楽を聴く。■モーツァルト:ピアノ協奏曲第十九番 K.459(内田光子、テイト、参照)。■ショパン:練習曲 op.10-3, op.10-4, op.10-5, op.10-6, op.10-8, op.10-12, op.10-12, op.25-1, op.25-5, op.25-7、練習曲第二番〜三つの新しい練習曲、序奏とロンド op.16、バラード第一番 op.23 (ホロヴィッツ参照)。音以外は別に感心しない。あまり好みでない。■シューマン交響曲第三番 op.97 (ゲオルグショルティ)。さすがにショルティ。しかしショルティの指揮だと、ウィーン・フィルが筋肉質に聴こえるな。

Schumann: The Symphonies

Schumann: The Symphonies

モーツァルト:ピアノ協奏曲第二十五番 K.503(アルゲリッチアバド参照)。チャーミング。■クリスティアン・カンナビヒ:フルート五重奏曲ニ長調 op.7-5 (カメラータ・ケルン)。カンナビヒはモーツァルトと同時代の作曲家。この曲は深みこそないが、モーツァルトのディヴェルティメントよりさほど劣っているとも思えない。充分に聴くに値すると思う。
Cannabich: Flute Quintets

Cannabich: Flute Quintets

●back number ってのを聴いてみる(You Tube)。ふーん。再生回数1000万回以上かあ。途中で切ってやんの。■■ベートーヴェン:ヴァイオリン・ソナタ第二番 op.12-2 (ズーカーマン、バレンボイム参照)。■ドヴォルザーク:ロマンス op.11(チョン・キョンファムーティ参照)。ドヴォルザークらしい、メロディアスな曲。いい演奏だね。

図書館から借りてきた、『吉本隆明全集4』読了。感想は昨日書いたので省略。
吉本隆明全集〈4〉 1952-1957

吉本隆明全集〈4〉 1952-1957

しかし、もっと社会科学系の古典を読まないといけないな。無知すぎて困る。これで政治云々と言っているのが恥ずかしくなってきた。

図書館から借りてきた、佐々木幹郎『東北を聴く』読了。深く感銘した。ここでの「東北」は、震災以降の東北である。著者は二代目高橋竹山と共に、被災地を回る。それは単なる慰問だけではなく、そこから東北の土地に根ざした何かを生み出そうという、試みも含んでいる。読んでいて、東北の人たちの民度の高さをつくづく感じた。自分も田舎に生まれ、また今も田舎で暮らしているが、土地の息吹を受けて生きるということが出来ているだろうかと考えると、覚束ない。だいたい、東北には豊かな民謡の世界があるが、確かに岐阜にも民謡はあるけれども、僕はそれらを一度も聴いたことすらない。ただ住んでいるところが田舎だというだけのことである。幾らなんでも、もう少し考えないといけない。岐阜の民謡「おばば」

これが岐阜の民謡か。検索してみました。ソウラバエって何だろう。