晴。
夜更かしと朝寝坊。
音楽を聴く。■バッハ:管弦楽組曲第四番 BWV1069 (クイケン、ラ・プティット・バンド、参照)。クイケン+ラ・プティット・バンドはもっと聴きたいですね。■ベートーヴェン:アレグレット変ロ長調 WoO.39、アレグレット変ホ長調 Hess48 (バレンボイム、ズーカーマン、デュ・プレ、参照)。
#
図書館から借りてきた、佐々木幹郎『やわらかく、壊れる』読了。著者は自分には特別な書き手だ。自分の深いところが刺激される。まだあまり詩はよく知らなくて、そちらも確かにいいが、僕はこの人の散文が好きだ。自然物への繊細な感性だけでなく、抽象的な人工物を楽しむ感性ももっている。路地の猫たちを慈しみ、鉄の橋たちを愛する。ノマディックな都会人。しかし、ネパールやチベットを歩き、湾岸戦争で汚されたマングローブ林の油を備中鍬で掘り起こす。この人が現代の先端なのかは知らない。何にせよ、とにかく惹かれるのだ。いや、芸のない文章を書いてしまった。
- 作者: 佐々木幹郎
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2003/03/06
- メディア: 単行本
- クリック: 5回
- この商品を含むブログ (5件) を見る