夏海公司『なれる!SE3 失敗しない?提案活動』『なれる!SE4 誰でもできる?プロジェクト管理』

晴。真夏だ。
早朝出勤。眠いのだけど、普通の社会人なら当り前なのだよね。満員電車に揺られて一時間というわけでもなし。田舎です。
しかし、「東京を歩く」とか「東京の隠れたスポット」とか、新宿だの四谷だの荻窪だの高円寺だの、お前らいいかげんにしておけよと思うことがある。じゃあ俺だって各務原を歩いてやるわとか思うのだが、誰にも相手にされないな。那加だの蘇原だの鵜沼だの稲羽だの川島だの、これらだって(まあ半分は)Google 日本語入力で一発変換されるわと言いたい。って何を書いているのだ。

夏海公司『なれる!SE3 失敗しない?提案活動』『なれる!SE4 誰でもできる?プロジェクト管理』読了(電子書籍版)。ちょっと日が開いてしまったが、「なれる!SE」シリーズの続きを読んでおります。内容については、こちらを参照。まあ、いわゆるラノベですね。SE(システム・エンジニア)の過酷な現場が舞台の、リアルな「お伽話」とでも云いますか。毎回かなりハードな設定なのだが、おじさんには登場人物たちのそれぞれが(主人公の工兵含め)愛らしいですね。僕はラノベそのものに違和感はないですし、マンガでこそ描ける世界があるのと同じで、ラノベってのはこういうことが可能なのかと思いました。ただまあ、やはり男性に都合のいい「お伽話」なので、もしかしたら女性には読めないかも知れませんが。SE の世界を身も蓋もなく描いている点では定評がある作品ですが、詳しいことは自分にはわかりません。ただ素人のプログラミング好きとして、とても興味深いことは確かですし、プロの世界だなあというのは感じますね。ラノベらしい、もにょもにょむにゃむにゃの世界も、こういうの好きですね。感覚的に、自分が中高生の頃から進歩がないのがわかりますが。それから、前にも書いたけれど、これが剣や魔法の世界ではなく、現実のコンピュータ・ネットワーク構築の世界だというのも、気に入っているところです。立華も梢も橋本も卓越したスキルをもっているが、彼女たちが存在し得ないと云えないところが何ともすごい。たぶん、シリーズ全巻を読むことになるのだと思います。

しかし、現実はなかなかラノベみたいにはいかないね。客観的には大したことではないと思うが、仕事も色々思うところがあります。オジサンが生きていくのは、大変ですよ。まさしく修行は已むことがない。