成田龍一『加藤周一を記憶する』

曇。
音楽を聴く。■モーツァルトオーボエ四重奏曲K.370(ハインツ・ホリガー参照)。オーボエのための傑作中の傑作。時々聴きたくなる。演奏は名手による決定版的なそれ。■モーツァルト:ピアノ協奏曲第十九番K.459、「心配しなくともよいのです、愛する人よ」K.505(エレーヌ・グリモー、モイツァ・エルトマン)。グリモーは取り敢えず弾けてはいるが、それ以上の魅力に乏しい。それから、弾き振りなのであろうが、誰でもいいのでちゃんと指揮者を立てた方がよかったのではないか。ただ、グリモーのピアノは骨太で、そこは好感。K.505は初めて聴くが、なかなか魅力的な曲。ここでのグリモーの伴奏は、割と冴えている。なお、アマゾンのレビューはほぼ皆絶賛なので、そちらを信用されるといいと思う。

Mozart: Piano Concertos Nos.19 (K.459) & 23 (K.488)

Mozart: Piano Concertos Nos.19 (K.459) & 23 (K.488)

ラヴェルクープランの墓(スラットキン、参照)。この普通さが何ともいい。ラヴェルって何ていいのだろうと思いながら聴いていた。

昼寝をしていたら、空想と夢の間のようなのを見る。夢なのだけれど、空想のように能動的に働きかけていた。
図書館から借りてきた、成田龍一加藤周一を記憶する』読了。加藤周一かあ。ひと通り読んできたけれど、あまり興味のもてない人なのだよなあ。でも、「教養」があったのは確か。この人の芸術論には、感心したことがない(開高健が、「新聞の文体」と言っていたのを思い出す)。本書は、結局何が言いたいのか、自分にはよくわかりませんでした。加藤周一のえらかったことが言いたかったのか。プルードンを読む。
山田祥寛『JavaScript本格入門 ?モダンスタイルによる基礎からAjax・jQueryまで』をきちんと読みなおした。JavaScriptOOP がだいたいわかったが、それにしても変な OO だな。まだとても使いこなすまでいかないけれども。特にインスタンス毎にメソッドがくっつくという発想が変な感じ。prototype っていうのは、メモリの節約のためにあるの? まだ初心者だからそんな風に思うのか。また、高階関数が普通に使えるので、ややこしいことができそう。
 読んでいるうちに寝てしまう。