晴。
大垣。
昼から県営プール。今月から冷水期間で半額だ。久しぶりでしんどかった。
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図書館から借りてきた、高橋源一郎『私生活』読了。何だか悲しい本だ。日記…ではないな、まあ身辺雑記とでも云うか。本書に収められた文章が書かれた1999年5月(49歳)から2003年6月(53歳)までに、源一郎さんは三度目の離婚、四度目の結婚をし、子供が生まれ、四度目の離婚をし、母親を亡くしている。それらのことは、表面的には殆ど文章に(陽には)現れていないが、その文章が何となく悲しいのだ。ワイン、競馬、AV、官能小説、現代音楽、マンガ、セックス等々、ものすごい雑食ぶりである(しかし、その間に膨大な量の「マジメな」本も読んでいる筈だが、ここには殆ど出てこない)。つくづく、(当り前だが)到底敵うわけがないと思ってしまう。ちょっとこれには憧れるな。自分もこんな雑食家たり得たいが、キャパシティと消化能力が足りないかも知れない。個人的に自分はこの期間、何をしていたかと思い出すと、あれは茫漠とした季節だった。あんまり時代の記憶がない。源一郎さんにとっては、小説家としては質・量ともに充実した時期だったように見えるが。しかし源一郎さん、すぐに恋をしちゃうのだろうか。尋常な生活じゃないんですけれど。
- 作者: 高橋源一郎
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音楽を聴く。■シューベルト:ピアノ・ソナタ第十三番D664、楽興の時D780(クラウディオ・アラウ、参照)。悪かろう筈がない。「楽興の時」は技術はもう衰えているが、素晴らしい音楽である。■ラヴェル:高雅で感傷的なワルツ(スラットキン)。普通。
Ravel: Orchestral Works Vol. 2
- アーティスト: M. Ravel,Leonard Slatkin
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