厄介なことを考えすぎた一日

晴。
音楽を聴く。■バッハ:三台のハープシコードのための協奏曲BWV1064(デイヴィット・モロニー他、参照)。■メシアン:天より来たりし都市、われ死者の復活を待ち望む、異国の鳥たち(ブーレーズ、シャイー、参照)。鮮烈。■マリピエロ:ピアノ協奏曲第一番、第二番(サンドロ・イーヴォ・バルトリ、ミケーレ・カルッリ)。作曲された年代を考えれば、ずいぶん保守的な音楽に聴こえる。直前にメシアンを聴いたので、そのせいもあろう。しかしまあ、若い頃のドビュッシーを多少保守的にした感じで、わかりやすく親しみやすい。これはこれで決して悪くない。

マリピエロ:ピアノ協奏曲全集

マリピエロ:ピアノ協奏曲全集


うどん「恵那」にて昼食。恵那ころ蕎麦。いつも同じものばかり注文しているな。
吉本隆明を読む。
ああ、今日は厄介なことを考えすぎた(参照参照)。政治を論理で考えることは必要だが、これだけだと政治家のウソが見えなくなる。僕は政治家はすべて悪人だと言いたいわけではない。政治というものが、論理だけでは計れない、どうしてもウソを要求してくるところがあるからだ。それは是認はもちろんできないが、簡単には否定もできない。高橋洋一みたいに単純な人は、直ぐに白黒をはっきりさせてしまい、結局政治に迫れないことになる。それだけではなく、ある程度知名度のある人は、パブリックな場でいいように利用までされてしまうであろう。ああいやだ、ラノベやアニメにでも浸っていたい気分である。
しかし、安倍首相の自己陶酔って、そんなにわかりにくいものか? そんなことは政治に関係ないとでも云うのだろうか。結構な政治観である。中学生並だな。歴史(運命)は本当に下らないことで決ったりするのである。