奥浜名湖(節約)家族旅行(第一日)

日曜日。晴。
車を使って、それほど遠くないところへ一泊で観光しようということで、奥浜名湖へ行ってきました。自宅を八時ころに出て、各務原ICから東海北陸自動車道に入る。あとは名神・東名を経て、新東名高速道路の浜松いなさICで降りれば、殆ど着いたも同然(途中、上郷SAで休憩)。自宅から二時間半くらいか。
 まず、龍潭寺へ。緑豊かな山の中にある。ここは井伊家の父祖の地で、井伊家はここから彦根へ移ったのだった。裏庭は小堀遠州の作庭によるものらしい。廊下は一部鶯張り。仏像などは、特に撮影を禁じたものはなかったように思う。
 龍潭寺のすぐ裏の中華料理屋で食事。浜松は餃子が有名なので、餃子とこってり醤油ラーメンを頂きました。味はまずまずか。
 次は方広寺。手前の山門のところに車を置いて、山道を登っていく。五百羅漢といって、道沿いに小さめの石仏がたくさんおかれてあって、なかなかおもしろい。しばらく登るとお寺。重文(最近認定されたらしい)の釈迦三尊像があるが、丸ごと修復されていて、キンキラぴかぴかで古いという感じはしない。普段は東京の博物館にあるらしいが、たまたま帰ってきたのを観ることができた。
 まだ時間はたっぷりあるので、どうせなら「湖北五山」をできるだけ廻ろうということになる。行程上、初山宝林寺はもう無理だが、次は大福寺へ行くことにする。が、これが大変でした。山越えをしなくてはならないのだが、県道が車一台分くらいの幅しかなくて、しかもうねうね曲がりくねっている山道を、相当距離行かねばならない。途中、何度も対向車と出会って、しばらくバックせねばならないことが何回もありました。もし行かれるような方があれば、かなり神経を使いますよと申し上げておきます。
 そうして苦労してたどり着いた大福寺だが、人懐っこい猫が出迎えてくれました。宝物館を覗いてみたら、特に重文云々などは書いてなかったけれど、意外にいいものがあった。いいお顔の仏様とか。谷文晁画と称する絵がポツリとあったが、これもなかなかのもので、たぶん本物だと思う。
 最後は摩訶耶寺。庭園が有料なのだが、寺の人が誰もいなくて、賽銭箱に入園料を入れて勝手にどうぞということなので、そうさせてもらう。割と古いタイプの庭園だと思う。いい天気だったので、気持ちがよかった。
 さて、寺巡りはこれで終ったが、まだ宿に入るのは早い。で、浜名湖でも見るかとなったのだが、なかなかいいスポットはないですね。途中「オリーブオイルと珈琲のお店」という喫茶店に入る。アイスコーヒーを注文して店の人に聞くと、浜名湖一周は80kmほどらしいので、さすがに断念。結局、もう少し南下して、「新居(あらい)の関」へ行くことにする。江戸時代の東海道の関所で、さほど古いものではないが関所の建物が残っているのはここだけらしい。
 あとは宿へ。途中、意図的に車間距離を極小にして速く行けと煽ってくるバカが後ろで、大変に不愉快だった(まったく無視したが)。宿はお値段の安い「かんぽの宿浜名湖三ヶ日」。予想外に多くの人が宿泊していて、驚く。やはり皆お値打ちなところを選ぶのか。食事は正直言って大したことはなかったけれど、別に最初からそのつもりだったので、問題なし。お風呂はここはちゃんと、天然温泉なのです。海に近いせいか、塩分を多く含んだお湯でした。ロビーにも Wi-Fi がなかったのだけは残念だったかな。しかし、全体として、予想通りでその点満足でした。
 夜はあんまり早く寝ても仕方がないので、両親がうつらうつらしながら TV を観ている間、iPad mini でアニメを観ていました。「トップをねらえ!」の第五話と最終話。相変わらず美樹本晴彦のキャラがあまりに恥ずかしいが、結構惹き込まれた。どう考えてもハッピーエンドにならなそうだったが、一応ポジティブな最後でホッとした。まあ、一部で名作と言われるのもわかる気がした。監督は「エヴァンゲリオン」の庵野秀明

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