渡辺治『今度こそわかる P≠NP予想』

晴。
音楽を聴く。■バッハ:パルティータ第三番BWV827(トレヴァー・ピノック、参照)。オーソドックスで、なかなかいい演奏。この曲のチェンバロによる演奏として、お薦めできる。■シューベルト即興曲集op.90(D899)(内田光子参照)。名曲。嫋々とした演奏を期待していたら、意外とダイナミックで肩透かしをくらった感じ。しかしまあ、さすがに内田光子というクオリティはある。この曲は、自分にはグルダの録音がベストかな。■メンデルスゾーン:チェロ・ソナタ第二番 op.58(ゴーティエ・カピュソン、ガブリエラ・モンテーロ参照)。ルガーノ音楽祭での演奏。この曲を知ったのはさほど前のことではないが、たぶんチェロ・ソナタというジャンルでいちばん好きな曲になった。清冽なロマンティシズムに胸が震える。演奏はフレッシュな好演。カピュソンのチェロもモンテーロのピアノも躍動感が素晴らしい。■ショパン:バラード第一番op.23(ツィマーマン)。文句のつけようがない演奏だな。あんまり正統的すぎるくらいだが。

図書館から借りてきた、渡辺治『今度こそわかる P≠NP予想』にざっと目を通す。なるほど、「P≠NP予想」というのは、実際は計算機科学、あるいは計算複雑さの分野なのだな。自分にはまったく未知の分野だ。これは相当におもしろそう。ちょっと気をつけておこう。第一章「P≠NP予想とは?」第二章「『計算』を議論するために」第三章「計算量クラス」第四章「計算複雑さ解析法#1 対角線論法」第五章「計算複雑さ解析法#2 還元」第六章「計算複雑さ解析法#3 模倣」第七章「P≠NP予想、最前線」。

今度こそわかるP ≠ NP予想 (今度こそわかるシリーズ)

今度こそわかるP ≠ NP予想 (今度こそわかるシリーズ)


カルコス。その近所を散歩でもしてこようかと思っていたのだが、気温が27℃ということで、暑すぎて止める。もう初夏だ。カンカン照り。
Project Gutenberg というサイトを発見(Wikipedia)。って、たぶん皆すでに知っていますよね。青空文庫の英語版(というか、青空文庫がこれの日本語版なのだろうが)みたいなもので、書籍が無料で読めます。見ていてモームのエッセイ集でもダウンロードしようかと思ったので、ダウンロード・ページ(参照)ヘ行くと、Kindle というファイルがあるので、Dropbox 経由でダウンロードしてみる。iPad miniKindle アプリで読めるかなと試みてみたら、ちゃんと読めます。英語は苦手だが、これはよさそう。まだ、どんな本があるのか碌に見てもいないのだが。
 追記。読み始めてみたところ、単語へのワンタッチで英和辞書が引けるのがものすごく便利。自分には、これはありがたい。英語本への態度が変わりそうなくらい。これは、有料の英語 Kindle 本も買ってみるか。
母の Vista 機の Cドライブの残り容量があと 2GB あまりになってしまったので、要らないソフトをアンインストールする。結構知らないもの、余計なものが入っているな。色々消したのだが、メモリーは精々 3GB 増えたくらいだろうか。しかし、メモリー容量を示すバーが赤色でなくなったので、一応目的は達成である。
大きいムカデが居間に出現。暑くなってくると覿面だな。