日曜日。晴。
音楽を聴く。■テレマン:序曲ニ長調TWV55-D23(ペイエ、コレギウム・インストゥルメンターレ・ブリュヘンセ、参照)。■モーツァルト:ピアノ協奏曲第二十七番K.595(ピエール=ローラン・エマール、参照)。悪くないが、平凡な感性の欠けた演奏。頭がよすぎるのだな。でも、何度も聴くべきものではある。それにしても、こういうユニークな演奏を許容するモーツァルトは、懐が深い。■モーツァルト:交響曲第三十五番K.385(ベーム、参照)。何だかやたらとベームのモーツァルトが聴きたかった。■ショパン:マズルカop.63-1, 63-2, 63-3, 67-1, 67-2, 67-3, 67-4, 68-1, 68-2, 68-3, 68-4(サンソン・フランソワ)。聴いているうち、自分が聴きたかったのは op.67-2(第43番)だったことに思い当たった。どうしてこの曲がピンポイントでツボにくるのかは、わからない。op.67-4 もいいね。ショパンのマズルカは時々聴きたくなるなあ。フランソワは、フランスのピアニストの中では、最も天才を感じる。
Samson Francois: L'edition Integrale
- アーティスト: Samson Francois
- 出版社/メーカー: Warner Classics
- 発売日: 2010/10/25
- メディア: CD
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カール・ヤスパース『われわれの戦争責任について』読了。戦争責任ということに関して、神を引き合いに出していいものであろうか? これは本書だけのことではないが、倫理の基盤を神の上に据えていいものであろうか? それが、一神教徒に対する自分の疑問である。神が許せば、何をしてもいいというのか。そのような神とは何か。
- 作者: カールヤスパース,Karl Jaspers,橋本文夫
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2015/03/10
- メディア: 文庫
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本書の元の原稿は、小学館の日本古典文学全集の月報に連載されたものが主である。日本の古典文学に関し、中沢流の闊達なエッセイが読める。それぞれは短いもので、僕はこうした短い文章を集めた本が好きなので、これからも何度も読み返すだろう。それにしても、精神の豊かさというのは、こういう文章のことを指すのではないだろうか。
- 作者: 中沢新一
- 出版社/メーカー: KADOKAWA/角川学芸出版
- 発売日: 2015/02/24
- メディア: 単行本
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