佐々木拓郎&るびきち『Rubyによるクローラー開発技法』

雨。
音楽を聴く。■ショパン:二十四の前奏曲op.28(ピリス、参照)。これはこれで成立しているとは思うが、自分は納得できない。ショパンの intimate な部分が出ていないと思う。ピリスにしては意外な感じだが、外面的な演奏に聴こえる。音は美しいけれども。

県営プール。
佐々木拓郎&るびきち『Rubyによるクローラー開発技法』にざっと目を通す。クローリングやスクレイピングは、ある程度プログラムが書けるようになったら、多くの人がやるらしい。実際、初学者がプログラミングを覚えるのに、これはいい方法だというのはよく言われることだ。それが、様々なプログラミング技術を使うからである。クローリングやスクレイピングは様々な言語で可能だが、特に Perl の LWP::UserAgent を使ったものは有名で、あんまり使われるので Google検索では拒否されているくらいである。RubyPerl を受け継いでいるので、Perl でできることは大抵できる。本書は wget(これは Ruby を使わない)から始めて、Ruby で Web プログラミングをするための実例が詳しく紹介してある。とても親切で実用的であり、自分のような初学者にもとても為になる話題が満載なので、Amazon で人気・評価が高いのも頷けよう。ただ、クローリングやスクレイピングは対象となるサイトに負荷をかけるプログラミング技術なので、節度を以て行わなければならない。そういう注意点はあるが、とてもおもしろい分野なので、本書はそのための強力な助っ人になってくれるでしょう。プログラミング初心者にもお勧めである。

安永祖堂を読む。