『井月句集』

晴。
早起き。
音楽を聴く。■バッハ:ブランデンブルク協奏曲第四番BWV1049(マーティン・パールマン、ボストン・バロック)。この名曲を聴くに充分な演奏。なかなかいい。古楽器木管の音色は、どうしてこんなに透明できれいなのだろう。

Brandenburg Con 4-6

Brandenburg Con 4-6

ベートーヴェン交響曲第七番op.92(ラトル、参照)。何というか、自分の中の汚いところが反応してくるような演奏。この演奏が汚いというわけではありません。それほど変ったことをやっているわけではないが、どちらかと云えば挑戦的な演奏だと思う。ただ、第二楽章はもっと勉強の余地があるね。盛り上がるところ以外は、あまりよく振れていないと思う。それから、自分はこの曲の終楽章がよくわからない。内容があまりないような気がする。■リスト:ピアノ協奏曲第一番S.124(アルゲリッチイオン・マリン参照)。ルガーノ音楽祭にて。素晴らしいであろうことは聴く前からわかっているのだが、それでも聴いてみると驚いてしまう。この曲は相当なピアニストが弾いても、乾いたバタバタした演奏になりがちなのだが、アルゲリッチは音に輝かしさと潤いがあって素晴らしい。僕はこの曲はそれほどいい曲とは思わないのだが、これを聴いていると悪くないと感じてしまう。この曲をこれ以上ファンタジックに演奏することは、誰であっても不可能、そんな風にすら思ってしまう演奏だ。■シューベルト弦楽四重奏曲第十一番D353(コダーイQ、参照)。(AM6:32)

『井月句集』読了。井月は江戸時代から明治に替わる頃の俳人であり、芭蕉を慕う漂泊の俳人であったようだ。晩年は伊那谷にて暮らしたそうであるが、家々を転々として、殆ど乞食のような有り様であったようである。当時はまったく俳人として知られておらず、死んだのも殆ど行き倒れであった。しかし死後に見い出され、到頭岩波文庫にまで入ったことになる。こういう人がいたのだな。俳句については何も云えないが、素朴ながら高雅であるという印象だった。
井月句集 (岩波文庫)

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昼から雪! 本日の最高気温は 2℃。
BUFFALO の無線LAN子機 WLI-UC-GNM 落手。714円なり。Windows7 機の Wi-Fi 接続がおかしいのは、もしかしたらハードウェアの不具合かと疑い、まさかと思いつつ購入した。ネット接続はそれほどむずかしくなかったが、何とパフォーマンスが回復*1、どうやら元の不具合はどうやらハードウェアが原因だった可能性が高くなった。これでいちおう一件落着なのだが、ぐぐって調べてみると、買った子機はとても小型で熱に弱く、あまり長時間使わない方がいいらしい。実際、着脱は簡単なので、必要なときだけ接続することに決める。
BUFFALO 無線LAN子機 コンパクトモデル 11n技術・11g/b対応 WLI-UC-GNM

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*1:PC 内臓の無線LAN子機だと10〜30Mbps くらい、今回買ったのは親機の限度の 54Mbps。