晴。
音楽を聴く。■ベートーヴェン:ピアノ三重奏曲第二番op.1-2(トリオ・ヴァンダラー、参照)。こんな曲あったっけと思ってしまった。ベートーヴェンでもまだよく知らない曲があるものだなあ。■シューベルト:ピアノ・ソナタ第四番D537(内田光子、参照)。第一楽章と第二楽章は深いのに、終楽章だけ取ってつけたようなのだから、シューベルトは安心できない。曲の出来栄えにムラがあるね。■メンデルスゾーン:オルガン・ソナタ第一番op.65-1、第二番op.65-2、第三番op.65-3(シュテファン・タープ)。第一番ののっけから驚いた。大バッハかと思った。メンデルスゾーンはモーツァルトと同じで、つまらぬ曲の書けなかった人だ。どれも充実している。大バッハのオルガン曲も、久しぶりに聴きたくなってきた。
Mendelssohn: Organ Sonatas Nos. 1 - 6, Op. 65
- アーティスト: Felix Mendelssohn,Stephen Tharp
- 出版社/メーカー: Naxos
- 発売日: 1997/04/08
- メディア: CD
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図書館。寒いので車を出すのが億劫だったが、行ってみれば借りる本はある。それにしても、ここの本を選んでいる司書は、本当に本が好きなのだろうか。また、専門書はどういう基準で選んでいるのか。何も発見がないことは重々承知だが、それでもいつも数学とか物理の棚の前に立ってしまう(数学のところは統計学の本がやたらに多い。さもありなん)。エッセイの類は買わないので、そういうのは重宝するが。詩も色々読んでみたいのだが、なかなか棚に手が伸びることがない。皆そんなものなのですか? 自分がおかしい?
久しぶりにカルコス。何となく意気が揚がらず、アランの新訳だけ買ってくる。プログラミングの本の棚を眺めるのが今いちばん楽しい。次やるならC言語かななどと思いつつぶらぶらする。ネットの低レイヤーの本も読んでみたい。それにしてもJavaの本は多いな。仕事で使うのはJavaなんだろうかねえ。
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図書館から借りてきた、荒川洋治『文学の門』読了。悪くない。著者はふっくらと炊き上がった、おいしいお米を食べさせてくれる。一方で著者は今の若い人たちに批判的だが、彼ら彼女らがおいしいお米を食べないのは、もうどうしようもない。何とかしたければ、すべてを零にして、インターネットの泥水の中に美しい蓮の花を咲かせることに挑戦してみるべきだろう。それは恐らく、著者のやらないことだし、できることでもない。しかし、自分はそれを咎めようとも思わないのである。ひとは、自分のやれることをやるしかない。
- 作者: 荒川洋治
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 2009/12/11
- メディア: 単行本
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