晴。
音楽を聴く。■テレマン:ターフェルムジークII(IV.フルート、オーボエと通奏低音のためのトリオ・ソナタ)(ムジカ・アンフィオン、参照)。どうしてテレマンがあまり聴かれないのか、まったくわからない。とても comfortable ではないか。
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図書館から借りてきた、ポール・オースター&J・M・クッツェー『ヒア・アンド・ナウ 往復書簡2008-2011』読了。オースターはこれまでたぶん四冊、クッツェーはまだ読んだことがない。両者とも、積ん読になっているのが何冊かある。さて、小説家同士の往復書簡として、本書はどうなのであろうか。話題は友情についてから、パレスチナ問題まで、またもちろん文学について、多岐にわたる。まあ、自分にとっては、我々のブログ同様、どうでもいいものであったが、自分がネットでいちばん好きなのが、どうでもいいようなブログを読むことなのである。それと似た楽しみがあったことは間違いない。もちろんこれは自分の感想であり、普通にきちんと読めば中身の詰まったものなのであろう。それから翻訳であるが、最近の平均的なレヴェルだと思うけれども、その最近の平均というものが高いのを、このところ実感している。これは、日本語が西欧語の感覚を大幅に取り入れてきていることにも、関係があろう。ただかかる文体では、話者の年齢が相当に低く感じられる。クッツェーなどは、もう七十を超えたおじいさんであるが、訳文では四十歳くらいにしか感じない。どういうものなのだろうね。気にし過ぎか。日本でも、村上春樹の文体とかの例があるものなあ。
それからどうでもいいことだが、本書は岩波書店から出ているのだな。なんとなく新潮社か、みすず書房みたいな気がしていた。
- 作者: ポール・オースター,J.M.クッツェー,くぼたのぞみ,山崎暁子
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2014/09/27
- メディア: 単行本
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- 作者: 池内紀
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 2005/09/21
- メディア: 新書
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『初めての Ruby』を好き勝手なところからつまみ食いしているが、Ruby の奥の深さに既に呆然。しかしこのところ思うのだが、コンピュータの世界というのは、今では閉じた世界とは云えないかも知れないね。僕のような初心者にすら、既に相当の奥の深さが感じ取れる。ネットしかり、プログラミングしかり。この世界には多くのプログラミング言語が存在するが、自分の知っているものすら、すべてある種の「芸術品」とも云えるだろう。Ruby などは、一際それが感じられる。そして、コンピュータの世界には国籍はもちろんあまり意味がないが、それでも Ruby を創ったのが日本人だというのは、何か納得できるような気がしないでもないのだ。勘違いかも知れないけれど、日本的な「洗練」を感じないでもない。まあこのコンピュータの世界で、特に日本にこだわるのはよくないとも云えようが。とにかく Ruby には惹かれます。
そうそう、断っておかないといけない。知っている人は知っている筈だが、『初めての Ruby』は、プログラミングが初めての人向きではありません。既にある程度、他言語の経験がある人向きに書かれているので、まったくの初心者ではわけがわからないでしょう。老婆心までに。