細見和之『フランクフルト学派』

休日(文化の日)。晴。
音楽を聴く。■モーツァルト弦楽四重奏曲第十六番K.428(ターリヒQ、参照)。■ツェルニー:ピアノ・ソナタ第八番op.144(マーティン・ジョーンズ、参照)。■ヴァレーズ:チューニング・アップ、アメリカ(シャイー、参照)。シャイー、さすが。おもしろい。「アメリカ」は大変な曲だね。■ブラームスピアノ五重奏曲op.34(シフ、タカーチQ、参照)。シフのピアノがミスマッチ。音色が淡白すぎる。全然ブラームスでない。タカーチQは全体的に見事なので惜しい。なお、我慢できずに途中でスキップを繰り返したので、一部しか聴いていないことを断っておく。

母が僕の iPad mini に触発されて、Kindle のいちばん安いモデルを買った。僕が Wi-Fi の設定などをやったのだが。しかしこれ、画面は見やすいし軽いし、値段(6980円)を考えると充分ですね。なかなかよさそう。広告付きなのだが、読んでいる最中に出てくるわけではなく、別に殆ど気にならない。電子書籍が気になる方は、検討してみてもいいのではないでしょうか。


細見和之フランクフルト学派』読了。これはいい本で、とてもおもしろかった。フランクフルト学派について、ちゃんと自分で咀嚼したところを書いている(って何様の評だが)。著者の実力は明らか。最近勉強していないのを反省させられた。正直言ってフランクフルト学派は頭のよい人向けなのだが、自分もぼちぼち勉強していこうかな。他人にはどうでもいいことだろうが、アドルノの作曲した曲が聴きたくなったのですけれど。ベートーヴェン論も読んでみたい。でもまず、積ん読の『否定弁証法』かなあ。アドルノは厄介なのだがねえ。