晴。台風一過。
音楽を聴く。■シューベルト:即興曲集op.142、ピアノ・ソナタ イ長調D664(ケンプ、参照)。美しい。■ハイドン:ディヴェルティメントHob.XIV:4、Hob.XIV:3、Hob.XIV:7(パルンボ)。
- アーティスト: Haydn,Palumbo,Mullaj,United Europe Co
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- 発売日: 2004/08/31
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スティーヴンスン『南海千一夜物語』読了。短篇集。「ファレサアの浜」以外の、「瓶の妖鬼」「声のする島」は以前読んだことがある。たぶん古典新訳文庫版ではなかったか。その瓶を持つと何でも願いが叶うが、買ったよりも安い値段で手放さねばならず、そして死ぬときに所有していると地獄に落ちるという話の「瓶の妖鬼」は、とても印象的でよく覚えていた。とにかくどれも、お話としておもしろい。どちらかと云えば、この古い岩波文庫版よりは、新訳を薦めたい。
※追記 古典新訳文庫ではなくて、岩波文庫の新訳だったようだ(参照)。
- 作者: スティーヴンスン,Robert Louis Stevenson,中村徳三郎
- 出版社/メーカー: 岩波書店
- 発売日: 1950/02/15
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と、普通の小説っぽく感想文を書いたが、実際はぶっとんでいて、これも故・丸谷才一氏なら、読む時間のムダということになるのかも知れない(いや、そう仰っていたわけではないですよ)。無意識垂れ流しで、こういう書き方は、肉を斬らせて骨を断つみたいなものだと思う。誰でもできるわけではないし、だいたい普通はその勇気が出ないでしょう。著者は恐ろしい人だと思う。なお、本作は三部作の第一作ということで、続編も読んでみようと思っています。
- 作者: 笙野頼子
- 出版社/メーカー: 講談社
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