舟越保武『巨岩と花びら』/大貫隆『グノーシスの神話』

日曜日。晴。
音楽を聴く。■モーツァルト交響曲第九番K.73、第十番K.74、ニ長調K.81、第十一番K.84(ベーム参照)。■プーランク:田園のコンセール(エリーザベト・ホイナツカ、カサドシュ、参照)。

舟越保武『巨岩と花びら』読了。画文集。この人の彫刻・デッサンは、誰が見てもわかる崇高さを湛えている。自分には到底ない、清らかさだと思う。そこいらが、自分を多少アンビバレントな気持ちにさせないでもない。

巨岩と花びら―舟越保武画文集 (ちくま文庫)

巨岩と花びら―舟越保武画文集 (ちくま文庫)

大貫隆グノーシスの神話』読了。グノーシス主義の解説と、原典の一部を訳出・収録したもの。ここに詳しく書く余裕がないが、極めておもしろい。ヨナスの本は持っているので、読み返してみるか。岩波書店から刊行されている、ナグ・ハマディ文書の翻訳は是非読んでみたい。(※追記 市の図書館は期待していなかったが、県図書館にもナグ・ハマディ文書の翻訳はないようだ。人文書の基本文献なのに。岐阜県は本当にダメだなあ。)