晴。
音楽を聴く。■ブラームス:ピアノ三重奏曲第二番op.87(デュメイ、ピリス、ワン、参照)。ブラームスにしては、相当に地味な曲。
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仲正昌樹『精神論ぬきの保守主義』読了。どちらかと云うと左がかっている自分だが、本書はとても面白かった。中身は、ヒューム、バーク、トクヴィル、バジョット、シュミット、ハイエクらの保守思想の検討である。自分などが言うのも何だけれど、「チャート本」としては至極優秀なのではないか。個人的にはシュミットとハイエクが特に面白かった。両者とも自分は一冊づつしか読んでいないと思うので、特にハイエクはきちんと読んでみたい。終章の、現代日本の大学批判は、唐突でこれは何だという感じ。本当にどうでもいいが、著者近影は何だかボーっとした顔で、仲正先生大丈夫ですかと思ってしまった。
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※追記 著者が発見されたサプレッサーT細胞であるが、Wikipedia によると、現在その存在が疑問視されているらしい。著者の代表的な業績だが、どういうこと…?
- 作者: 多田富雄
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法界に常住するということ。