『青木昌彦の経済学入門』

晴。
音楽を聴く。■エルガーピアノ五重奏曲op.84(オグドン、アレグリQ)。意外と悪くない。

■バッハ:チェンバロ協奏曲第一番BWV1052(レヴィン、リリング)。これは素晴らしい。ピアノでの演奏に劣らない。■ペンデレツキ:交響曲第一番(ペンデレツキ)。Wikipedia。まあまあ。どちらかと言うとノイズ・不協和音系で、いかにも現代音楽っぽい。
Symphony Nos. 1 & 2

Symphony Nos. 1 & 2

■クリストバル・アルフテル:弦楽四重奏曲(2001/02)(アルディッティQ、参照)。これは名演と云いたくなる演奏だ。緊張感がすごい。曲はとても鋭角的かつ攻撃的。極点に近い。■コンロン・ナンカロウ(参照):自動ピアノのための習作第三番、第二十番、第四十四番。おもしろい。自動ピアノで遊んでいる。粒立った音で、人間ではとても無理なパッセージを弾いたりするのが爽快だ。お薦め。
Studies for Player Piano #1-5 (Comp)

Studies for Player Piano #1-5 (Comp)


青木昌彦の経済学入門』読了。刺激的だった。「制度論」か。若い人は、このあたりにアンテナを張っておくといいと思う。
 本書とはあまり関係ない話だが、読んでいて思うに、これからの日本経済に関しては、少子高齢化の役割が決定的になるだろう。はっきり云えば、少子高齢化を何とかしないと、日本の没落は必定である、ということだ。もちろん少子高齢化問題は、今でも云われていないことはないが、国民のどれほどが危機感をもっているかは疑わしい。とにかく、このままなら衰退は確実である。没落を敢て受け入れるならともかく、わかっていることに関して対策を講じないとは、愚かしいことであろう。さて、どうなるか。