晴。
よく寝た。
音楽を聴く。■レーガー:ヴァイオリン・ソナタ第五番op.84(ヴァーリン、ペンティネン)。Wikipedia。
- アーティスト: Max Reger,Roland Pöntinen,Ulf Wallin
- 出版社/メーカー: Cpo Records
- 発売日: 1999/06/01
- メディア: CD
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- アーティスト: バティス,レスピーギ,ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団
- 出版社/メーカー: ナクソス
- 発売日: 1993/01/01
- メディア: CD
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矢野久美子『ハンナ・アーレント』読了。アーレントの小伝。前からアーレントは気になる存在だったが、本書を読んで色々考えさせられた。一番思ったのは、知識人という存在である。知識人とはヨーロッパの産物であるが、自分にはとても不可思議な存在に思える。彼らは第一原理に従って行動することを当然だとし、それが得られていなければ、何とかして獲得しようとする人たちだ。それが彼らにとっての「思想」なのだと思う。そうでない人々は、本質的に彼ら彼女らの「盟友」ではあり得ない。自分は以前から思っているのだが、西洋人にとっては、論証的な「真理」というものは絶対なのだ。だから繰り返し、「真理とは何か」ということが問われ続けるのである。あるいは、「理解する」ということ。アーレントにとっての第一原理は、これであった。
本書に以上のようなことが書いてあるわけではない。本書はアーレントの小伝として、コンパクトに纏っている。例えばハイデガーとの関係にあまり多くを割かず、バランスよく書くことを旨としているように思えた。読んで損はない本であろう。個人的には、もっとアーレントを読んでみようと思った。
ハンナ・アーレント - 「戦争の世紀」を生きた政治哲学者 (中公新書)
- 作者: 矢野久美子
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2014/03/24
- メディア: 新書
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