晴。のち曇。
音楽を聴く。■ブラームス:交響曲第三番(チェリビダッケ)。いつ聴いても変な曲。終楽章のアンチ・クライマックスがよくわからない。■デュティユー:時間の影(小澤征爾)。なかなか面白い。小澤征爾はさすがにそれなりのクオリティ。
- アーティスト: ボストン交響楽団,デュティユー,小澤征爾
- 出版社/メーカー: ダブリューイーエー・ジャパン
- 発売日: 1998/06/25
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- アーティスト: C. Halffter,Arditti Quartet
- 出版社/メーカー: Anemos
- 発売日: 2010/07/13
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図書館から借りてきた、ハナ・アーレント『全体主義の起源1』読了。この巻は、ヨーロッパのユダヤ人と反ユダヤ主義について延々と語られる。意外にも、反ユダヤ主義というのはそれほど昔からある現象ではないらしい。王政とユダヤ人は、かなりしっかりと結びついていて、両者の間には利害関係があった。そして、ある権力が交代しても、ユダヤ人の地位には変化がなかった。もっとも、権力と結びついたユダヤ人は多くなく(典型はロートシルト家、これはあるいはロスチャイルド家とも云う)、民衆向けの零細な金貸しであったユダヤ人たちとは、彼らはあまり関係がなかった。反ユダヤ主義は、近代の(敢て言えば民主化の)産物らしいのだ。
- 作者: ハナ・アーレント,大久保和郎,ハンナアーレント,Hannah Arendt
- 出版社/メーカー: みすず書房
- 発売日: 1972/07/11
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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しかし、カーヴァーを読んでいると、もしかすると結婚できなくなるのではないか。そうしたくないのに、お互いを傷つけあう夫婦の話が多すぎる。ロマンティックな恋愛結婚というのが、恐ろしい気がしてくるのは僕だけだろうか。僕の知り合いに、共に妻を裏切っている男二人の兄弟がいて、つい彼らを思い出してしまった。それは、結婚もして愛人もつくるという、甲斐性を示しているということなのかも知れないけれど、よくやるよと思う。
- 作者: レイモンドカーヴァー,Raymond Carver,村上春樹
- 出版社/メーカー: 中央公論新社
- 発売日: 2000/09
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