日曜日。曇。
音楽を聴く。■シューベルト:即興曲D.899、アレグレットD.915(ピリス)。ピリスのシューベルトが悪い筈がないと思って聴いてみたら、やはりよかった。予想どおり、素晴らしい。しかし、ピリスはいつ頃から、これほどバランスと深みをもったピアニストになったのか。アレグレットもいい。
Impromptus: Le Voyage Magnifique
- アーティスト: Franz Schubert,Maria Jo o Pires
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- 発売日: 1998/01/27
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家族で海津のおちょぼさん(千代保稲荷神社)へ参詣。結構人出がある。近くの波乃家にて昼食。その後南下し、三重の多度大社へ。ここは上げ馬神事で有名なところであり、今日は閑散としていた。木曽三川を一気に愛知側へ渡り、西尾張中央道(ゴチャゴチャした、つまらぬ道路)経由で帰宅。
図書館。一冊返し忘れたので、もう一度返しに行く。ついでにカルコス。図書館も本屋も、たくさん人が来ているなあ。やはり日本人は、本を読むのが好きなのか知らん。雑誌で中沢さんの「海洋アースダイバー」を立ち読み。元気が出る。雑誌を買おうか迷って止める。最近、中沢さんの新刊が出ていない。単行本で出すくらいの原稿量はあると思うのだが。
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図書館から借りてきた、串田孫一『歌わない鳥』読了。串田孫一はお嬢様向けのポエムなのだが、これだけ続けて読むというのは、何か自分にそうしたくなるところがあるのだろうな。何だろう。
- 作者: 串田孫一
- 出版社/メーカー: 彌生書房
- 発売日: 1989/10/01
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もちろん、まだ読んでいない作品もだいぶあるし、これからも大江氏は読み続けていくつもりだが、しかしねえ。まったく、文学音痴といわれても仕方がないだろうな。
- 作者: 大江健三郎
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何だか、↓こういう暗いことを書くのが嫌になってきた。国を憂うとか、そういうのは自分の柄じゃないね。人間の死亡率は一〇〇%、眉間に皺をよせていてもいなくても死ぬのだから、さっぱりといきたいじゃないか。
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また同じようなことを書くが、今の日本の政治的言説のレヴェルの低さは何だろう。自分が勉強不足で、レヴェルが低いのは自覚しているが、それ以下のどうしようもない奴しかいない。まったく、「保守反動」の山崎行太郎氏ではないが、こちらが「ミジメ」になってくるくらいだ。自分は左翼親和性の心性の持ち主だと思っているが、さすがに国を憂うような気持ちになってくる。こんな風では、日本が没落しつつあるのも当然である。学者も政治家もひどいし、マスコミ等は痴呆化している。何の学問的素養もない奴が「反韓」などと言って、恥の上塗りをしている。文学も哲学も知らないような奴らがそんなことを言っても、世界から鼻であしらわれるのがオチだとわからないのか。少なくとも、韓国の方がよほど戦略的なことは疑いない。日本人はそれに、感情的に反発しているだけである。どちらがウワテか、明らかなことではないか。
まあ、そんなことを言っても仕方がないか。とにかく、自分はレヴェルが低いなりに、考える力を少しでも養おう。