山田英雄『日本書紀の世界』/内田樹『街場のメディア論』

曇。
音楽を聴く。■モーツァルト:ピアノ協奏曲第十九番K.459(ペライア)。■シューマン:ピアノ・ソナタ第二番op.22(ル・サージュ、参照)。見事。最近のピアニストにしてはめずらしく、ル・サージュには深みがある。

山田英雄『日本書紀の世界』読了。日本書紀への入門書として読みやすく、一通りのことは書いてあるようだ。個人的には知らないことが多かった。ただ、三〇年以上前の本であり、考古学的な事実や現在での定説と、一部食い違うところがあるのは致し方ない。そのうち日本書紀自体にも目を通したいものだ。

日本書紀の世界 (講談社学術文庫)

日本書紀の世界 (講談社学術文庫)

内田樹『街場のメディア論』読了。面白かったし勉強にもなったのだけれど、しかし、どうして自分にとっては、内田樹はどうでもいいのか。これはどうも、著者よりこちらに問題があるのかも知れない。内田の言っていることは、概ね納得できるのだが。どうも自分は、内田樹を読んで自分がどこか変ったような気がしないのだ。すーっと左から右へ抜けていく。
街場のメディア論 (光文社新書)

街場のメディア論 (光文社新書)


少子高齢化による人口の減少。農業。