モーゲンソー『国際政治(中)』/矢作俊彦『複雑な彼女と単純な場所』

元日。あいにくの雨。寒い。
あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。

音楽を聴く。■マーラー交響曲第九番テンシュテット)。年始に何を聴こうかなと思ってこの演奏を選んだが、予想以上に素晴らしかった。超重量級の音楽を、すごい緊張感で演奏している。自分の持っていないところもいっぱいあるしね。もっとテンシュテットを聴こう。なお、このBOXセットは激安です。

Mahler: Complete Symphonies Klaus Tennstedt

Mahler: Complete Symphonies Klaus Tennstedt


モーゲンソー『国際政治(中)』読了。ヘヴィだな。
モーゲンソー 国際政治(中)――権力と平和 (岩波文庫)

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矢作俊彦『複雑な彼女と単純な場所』読了。エッセイ集。これも意外にヘヴィだった。まあ基本的にダサいのだが(「百姓」に云われたくないだろうけれど)、或る種の美意識で支えられていることはわかる。しかし、石原裕次郎論を始めとする、「不良映画」論はおもしろかった。結局、裕次郎が太ったのがいけないのか。しかし、ヨコハマってそんなに都会なの? と田舎者は思う。
複雑な彼女と単純な場所 (新潮文庫)

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