こともなし

雨。
音楽を聴く。■リゲティ鍵盤楽器のための作品集(4手ピアノのための5つの小品、カプリッチョ第1番、インヴェンション、カプリッチョ第2番、2台のピアノのための3つの小品、パッサカリア、ハンガリアン・ロック、コンティヌウム、リチェルカーレ、オルガンのための2つの習作、ヴォルーミナ)(ピエール=ローラン・エマール)。二十世紀の作曲家の作品の中で、リゲティの音楽はもっとも格好いいもののひとつだ。ここでは、ピエール=ローラン・エマールのピアノが冴えまくっている。

リゲティ・エディション6 鍵盤楽器のための作品集

リゲティ・エディション6 鍵盤楽器のための作品集

■「okatakeの日記」(参照)に目を通していて、青柳いづみこさんが『アンリ・バルダ 神秘のピアニスト』(参照)なる本を出したらしいと知る。アンリ・バルダ(Henri Barda)とは知らない名前で(当り前である。フランス語の Wikipedia ですらこんなに投げやりなくらいだから)、気になって You Tube でちょっと聴いてみたのだが(参照)、どうもよくわからない。そんなにいいピアニストかなあ。自分が聴いた中では、Yvon Caracilly と共演したラヴェルのヴァイオリン・ソナタがいちばんよかった。これはフランスっぽい、いい演奏。→第一楽章第二楽章第三楽章。(AM2:33)

このところ精神がぐちゃぐちゃになっていたが、ようやく一息つけたか。第二の認識論的切断。今回の変容は、どうしても必要なものだった。しかし、それがいい方法に向かっているかはわからない。やらない方がよかったのかも知れないが、自分としては不可避だった。まあ、まだ治まらないだろうが。失敗でも、変化を恐れてはならない。