佐藤文隆『運動と力学』メモ

佐藤文隆『運動と力学』の極最初の部分のメモです。記述が最小限なので、蛇足しておきます。
§1.2のp.6。曲面
   
の上にある曲線 を考えると、この曲線上の点の位置ベクトルは、 を基底ベクトルとして
   
と書ける。すると、曲線の接線ベクトル
   
となる。曲面の式の両辺を微分して、
   
であり、ここでこの曲面の法線ベクトル
   
と書ける。ただし もまた基底ベクトルであり、
   
の関係を満たす。これはすなわち
   
   
のことである。
 すると、曲面の式の両辺を微分したものは、以下のように具体的に書ける。
   
    
    
    
ゆえに、曲面の法線ベクトル曲線の接線ベクトルは、直交することが云えた。

岩波講座 物理の世界 力学〈1〉運動と力学

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