中沢新一『東方的』再読

晴。酷暑。昼など39℃超。
コメダ珈琲店岐阜駅東店にて昼食。カツサンド750円+アイスコーヒー380円。コメダは量が多いので、お腹いっぱい。この店は、昼時はいつも意外と空いている。
絲山秋子さんのウェブ日記を読んでいると、このところ大変な欝のようで気になる。この人、とても才能がある小説家だと自分は思っているが、今の世の中で才能があるというのは、じつに厳しいことなのだと改めて思わせられる。

中沢新一『東方的』を読み返す。中沢さんの若い頃の著作。若い頃の中沢さんは、意図的にじつに大量にノイズを吸い込んで消化しているが、これは見倣うべきである。今はインターネットもあることだし。「四次元の花嫁」は、読み返してみて特に面白かった。次元のコンパクト化としてのカルツァ‐クライン理論などが頭に浮かんできたが、ちゃんと注に記されているのはさすが。

東方的

東方的


音楽を聴く。■仕事の合間に、iPodでバッハのトッカータ集を聴いていた。グールドとリヒテルの演奏。グールドのDisc1の演奏は、ちょっと微分的過ぎて構造がわかりにくくなっているのではないか。リヒテル晩年のライブ録音は、もっとも模範的な演奏で申し分ないと云えよう。■ベートーヴェン弦楽四重奏曲第七番(ジュリアードSQ)。カッコいい曲と演奏だなあ。■スカルラッティソナタ集(ペライア)。これはいい。半分くらいは知らない曲だったが、ピアノで弾くスカルラッティとしては、バランスのとてもいい演奏だと思う。あり得ないが、ソナタ全集をペライアの手で録音して欲しいと思ってしまったくらいだ。

アントニオ・カルロス・ジョビンを聴く。
STONEFLOWER

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