こともなし

晴。
怠惰な日。仕事も今ひとつ気乗りがしない。
中山茂を読む。

ダラダラとインターネットばかりやっていて、口癖が「だるい」って人がいるが、こういう子供は今やたくさんいる。そういう時代なのな。別にいけないとは申しません。だるい。しんどい。疲れた。眠い。等々。

音楽を聴く。■シューマン:リーダークライスop.39(ピアーズ、ペライア)。今は歌詞対訳(参照)がネットで見られるので、便利。■ブリテン:セレナーデop.31 (ピアーズ、ブリテン)。ピアーズのシューマンを聴いているうち、この曲がどうしても聴きたくなってきた。テノールにホルンと弦楽合奏という、異色の歌曲集である。昔からこの曲はとても好きで、パストラル(コットン)→ノクターンテニスン)→エレジー(ブレイク)あたりの流れはとても魅力的だ。黄昏から夜の雰囲気が色濃く出た歌曲集である。演奏も出色であり、ちなみに、ピアーズとブリテンは確か同性愛の関係にあったのではなかったか。それはともかく、久しぶりに聴いたのだが、以前と変らず心に響いた。いい曲である。

Serenade / Les Illuminations

Serenade / Les Illuminations

福間洸太朗のピアノを聴いてみる。誇張がなく、音楽的に弾いているのは好感がもてる。課題は微妙なタッチだろうな。タッチの繊細さに乏しいので、弱音・強音共に、音が今ひとつ魅力的でない。芸術には無限の繊細さが必要なのだ。もちろん弱く弾けということではないよ。強打でも一流のピアニストは完全にコントロールしているのだ。強打が濁るようではまだまだ。(AM2:52)