休日。晴。
ジョン・パスモア『分析哲学を知るための 哲学の小さな学校』読了。中身は題名どおりで、読みやすい。もっとも、分析哲学は自分の哲学ではないし、端的に無知なので、本書の評価はできない。個人的には分析哲学も、言語哲学という観点から興味はある。しかし、自分は言語にあっては、「喩」というものが決定的に重要だと思うのだが、本書を読んでも、分析哲学に「喩」の解明はないようである。本当にそうなのか? 自分は知らない。とにかく、文において真理とは何かとか、そうしたことにはあまり興味がもてないのだ。とは云え、これからも分析哲学を時折学んでいくのは、間違いないとは思う。
それから蛇足だが、分析哲学者は、もっと物理や数学をきちんと学んだ方がいいと思う。それを知らないがために、無用な議論をしていることが稀ではない。分析哲学をやろうというような学生は優秀なのだから、理系の学部学生くらいの知識は要求していいのではないか。
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