竹内薫『ヒッグス粒子と宇宙創成』

晴。
ソニーのポータブルCDプレイヤーD-NE730落手。いま使っているのは、HARD OFFで中古で買ったD-NE920だが、もう壊れそうなので、生産中止になったD-NE730が新品で売られているのを某所で見つけたから、迷わず買った。CDが売れないので、いまでは高音質のポータブルCDプレイヤーはすべて生産中止になってしまっているのだ。何とかして欲しいのだが。

SONY CDウォークマン ブラック  D-NE730 B

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竹内薫ヒッグス粒子と宇宙創成』読了。僕の好きな「サイエンス作家」竹内薫さんの物理本である。最近は竹内さん、物理の本をあまり出していなかったような。竹内さんの個性的な部分は抑えられているが、ヒッグス粒子「発見」のニュースが話題になったので、タイムリーな出版になった。新書でもあるし、それほど濃い内容ではないが、まあ一般にもわかりやすいのではないか。ヒッグス粒子が他の粒子に「質量」を与えるメカニズムを、自分も数式レヴェルで理解しているわけではないので、自分にも本書はわかりやすかったです。また本書によると、「ヒッグス粒子」を理論的に考えたのはヒッグスさんだけではなく、どうして彼の名が特に付いているのかはよくわからないらしい。それから、これもゴシップ的な話題だが、この「発見」で誰がノーベル物理学賞を貰うかというのも、注目されているという。というのは、ノーベル物理学賞は同時には三人までしか貰えないから。CERN のアトラスとCMSの親玉たちで二人、あと一人は理論家とすると、果してヒッグスさんか、というのがむずかしいらしい。俗な話題ですが。
ヒッグス粒子と宇宙創成 日経プレミアシリーズ

ヒッグス粒子と宇宙創成 日経プレミアシリーズ