金森修『動物に魂はあるのか』

日曜日。曇時々雨。
カルコスの後、久しぶりにBOOK OFF。11冊買った。
金森修『動物に魂はあるのか』読了。まず「魂」の定義がよくわからないのになと思いながら読み始めたら、デカルト以降の「動物霊魂論」を追った書物だった。この意味で、なかなか面白い書物だった。ここから勿論、「動物機械論」果ては「人間機械論」まで議論の俎上に載ってくるのは、明らかである。しかし、最後でやはり、「魂」の定義がはっきりしないことから、意味のない結論に至っている。トンボに魂はないのに、犬や猫にはあるの? どういう結論だ。どこで線引きするのか。