日曜日。晴。
カルコス。
中沢新一『愛と経済のロゴス』再読。ほぼ十年前の本だが、現在でもまだまだちっとも読み解かれているとは云えない。本書から汲み取るべきものはじつに沢山ある。些細な例を挙げれば、資本主義の誕生に、十八世紀に始まった「自由な聖霊」運動が大きな役割を果たしているなど、まことに面白いではないか。マックス・ウェーバーを補完している。「純粋贈与」「贈与」「交換」のボロメオの輪も興味深い。柄谷行人は「カイエ・ソバージュ」を読むべきではないか。
愛と経済のロゴス カイエ・ソバージュ(3) (講談社選書メチエ)
- 作者: 中沢新一
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2003/01/10
- メディア: 単行本(ソフトカバー)
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