晴。
大垣。イオンのコメダ珈琲にて昼食。ミックストーストとホットコーヒー。
澁澤龍彦『私の少年時代』読了。ほとんど既読なような気がする。もう少し澁澤のファンが喜ぶようなアンソロジーにしてほしい。
- 作者: 澁澤龍彦
- 出版社/メーカー: 河出書房新社
- 発売日: 2012/05/08
- メディア: 文庫
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それから、本書にかぎらず、倫理学の本は、「死」を例にとったものがあまりにも多いが、皆「死」ってわかって言っているの? 正直言って、僕には「死」は軽々しくわかったと言えないものだ。そう簡単に「死生観」とか問わないで欲しいと思う。「死」というものが軽々しく言えないからこそ、「ご冥福をお祈りします」などという紋切型が存在し、大切な役割を果すのでしょう。もちろん、「死」について論理的に詰めるというのがいけないと云っているわけではないけれど。
それから、サンデルなどでもそうだが、「どんな時でも嘘をついてはいけない」というカントの命題*1を馬鹿にするのが流行っているが、これでカントの『実践理性批判』が詰まらぬものだと思われては残念。当り前だが、サンデルや本書を読むより、まずカントを読むべきだと思う。すべてはそれからでしょう。
- 作者: 児玉聡
- 出版社/メーカー: 筑摩書房
- 発売日: 2012/07/01
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