中西進『日本人の忘れもの3』

曇。
大垣。ベートーヴェンのピアノ協奏曲を聴きながら運転する。ピアノはポリーニ(二度目の録音)。正確でキレがあり、音はクリスタル・ガラスのように美しい。中でも華やかな、第一番が本当に好きだ。もっとも、全五曲、駄作はない、というか、すべて傑作である。帰りは第四番。

Piano Concertos 1-5 (Dig)

Piano Concertos 1-5 (Dig)

中西進『日本人の忘れもの3』読了。
日本人の忘れもの〈3〉 (ウェッジ文庫)

日本人の忘れもの〈3〉 (ウェッジ文庫)


どうして日本の製造業は、今の円高の理不尽さをもっと言わないのか不思議だ。言っているのは、トヨタの社長ぐらいではないか(参照)。日本のモノ造りの質が落ちたわけでもなんでもないのだ。どう考えても、この円高が続けば、日本の製造業はやっていけなくなる。明らかでしょう? やる手は打ち尽くして、もうすべきことがないという政府や日銀の無責任な言葉を信用するのですか。