吉田修一『女たちは二度遊ぶ』/チェ・ゲバラ『モーターサイクル・ダイアリーズ』

晴。
吉田修一『女たちは二度遊ぶ』読了。短篇集。都会、いや東京以外ではあり得ない(と自分が勝手に想像する)恋愛のシチュエーションを描いた作品ばかりだ。登場人物が皆若いし。こういうのだけが恋愛なら、自分は恋愛不適格者ですね。ってどうでもいいか。題は、内容に関係あるような、ないような。

女たちは二度遊ぶ (角川文庫)

女たちは二度遊ぶ (角川文庫)

エルネスト・チェ・ゲバラモーターサイクル・ダイアリーズ』読了。若さが推進した、無謀ともみえる旅の記録。もちろんここではまだ、将来の革命家という運命はまったくわかってはいない。それでも本書は、若さの刻印として、それだけでも読む価値があると思う。世界広しと云えども、こういう痛快な冒険のできる若者たちというのは、そうは存在しないのだ。タイプはちがうが、ちょっと浮谷東次郎のことを思い出した。
モーターサイクル・ダイアリーズ (角川文庫)

モーターサイクル・ダイアリーズ (角川文庫)