田中秀臣、野口旭、若田部昌澄『エコノミスト・ミシュラン』

晴。
図書館。
田中秀臣、野口旭、若田部昌澄らの共著『エコノミストミシュラン』読了。九年前の本で、リフレ派の立場から、当時活躍していた(あるいは今も)エコノミストらを切った本である。九年経っても本書の価値がなくならないのは、まともな議論をするエコノミストが今でも寥々たるものだという意味で、なさけない話だ。本書の時点でも日本経済は厳しかったのに、それ以上厳しくなった今ですら、デフレ下の増税がなされようとしているなど、我々日本人のどうしようもない愚かさが日々顕になってきている。もうこうした本を読み過ぎて、嫌になってきたくらいだ。経済については、もっとポジティヴ(?)な話をしたいのであるが。
 そんなだが、素人として、まあピーター・テミンくらいは読んでみようかなあ*1

エコノミスト・ミシュラン

エコノミスト・ミシュラン


明け方まで数学の問題(解析の分野)を考える。何とか目鼻はつけたが、結局満足できるものではなかった。午前四時過ぎに寝る。

*1:と思ったら、『大恐慌の教訓』は品切で、アマゾンではすごい古書価がついていた…