鹿児島家族旅行(第二日)

今日は車で長距離移動の予定。天気は最高。起きがけに一風呂浴びて、朝八時ころ出発。指宿からさらに南下して、開聞岳へ。じつにクリアに見える。

そして、日本最南端の駅、JR大西山駅へ。ここからの開聞岳の眺望は有名だ。テレビなんかでもよくやっている。鄙びた、畑の中にホームがあるだけの無人駅なのだが、観光バスが来ていたりする。あと一〇分ほどで列車が来るということだったが、先を急ぐので出発。
 そこからさらに南下。五分くらいで「長崎鼻」という、薩摩半島の最南端に着く。ここは絶景でした。

ここからの開聞岳も見事。

景色を満喫する。ちなみに、このあたりの森は照葉樹林で、明るい感じがするものだ。
 ここから県道二八号で池田湖(カルデラ湖らしい)を掠め、県道一七号に入って指宿スカイラインをひたすら北上。途中で展望台に寄りつつ(上から石油備蓄基地や、桜島、海がきれいに見えた)、鹿児島市内へ。城山展望台から桜島を見る。自分は学生のとき、ここにひとりで来たことがある。18切符の旅だった。たぶん、桜島を見るには、ここが一番いいのではないか。猫と遭遇。

 レンタカーを返却し、鹿児島中央駅アミュプラザ鹿児島店内にある「ざぼんラーメン」にて昼食。ざぼんラーメン800円。一番混んでいない店だけのことはあった。
 ここからは、人吉までずっと列車の旅だ。特別列車に乗るのである。鹿児島中央駅から吉松までは「はやとの風」4号。出発したら、錦江湾越しに、なんと噴火を始めた桜島がくっきりと見えるではないか。またとないタイミング。うーん、偶然の粋なはからいだ。
 吉松で「いさぶろう・しんぺい」4号に。これが面白い。古い駅舎のある駅には五分くらい停車して写真を撮らせてくれたり、絶景ポイントでは停車してくれたり、徐行して桜を撮らせてくれたり等々で、まったく楽しかった。吉松から人吉まで、とびきりのローカル線ではあるが、それでも一時間以上かかるというのは、こういうわけだったのだ。そしてさらには、二つのスイッチバックと、大畑の大ループがある。ループは大きすぎてちょっとわかりにくかったが、スイッチバックは面白い。天気も最高だった。
 四時半頃、人吉着。宿に荷物を預け、お城まで散策する。城は建物は残っていないが、石垣はじつに立派なものだった。
 宿は「花あゆの里」。建物内部の雰囲気は、しゃれた和風というやつで申し分ない。料理もまずは満足。密度の濃い一日だった。
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