入矢義高『増補 自己と超越』/ミチオ・カク『超弦理論とM理論』

晴。一気に花が咲き始めた。
プール。
入矢義高『増補 自己と超越』読了。日録に書く。

増補 自己と超越――禅・人・ことば (岩波現代文庫)

ミチオ・カク『超弦理論とM理論』にざっと目を通す。いやあ、久しぶりの超背伸び。でも、まったくわからないかと思って読み始めたのだが、こういう流れなのかとか、おおよそにせよわかるところもあってよかった。理解するには、きちんと標準理論を勉強すべきですね（って当り前か）。現代数学もバリバリに使っていて、これはたまらんという感じ。でも、一般啓蒙書を多少読んでいたのが、ちょっと道しるべになってくれていた。こういうわけのわからん本を眺めていると、何だかアドレナリンが出てくるような。前はよくやっていたのだが、最近こういう冒険をしていなかった。さて、もう一冊いくか、それともコツコツ地道にやろうか。どちらもいいね。

超弦理論とM理論

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昨日と今日の朝日新聞朝刊（名古屋本社版）に、中沢新一さんと高橋源一郎さんそれぞれによる吉本隆明の追悼記事が載っていた。思想家が亡くなっての扱いにしては、朝日新聞としては破格なのではないか。それに、中沢さんや源一郎さんをもってくるセンスのよさが驚きである。社内に誰か、吉本さんにシンパシーをもっている記者がいたのだな。ネット上でも予想以上に多くの人が吉本さんを語っている*1。これがきっかけで吉本さんの本をこれまで読んだことがなかった人が、新しく吉本さんを読んでくれると嬉しい。
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田中秀臣氏のツイート（3/18、参照）。まったくご尤も。野田首相はたんに大きく間違った政策を、いかにも政治生命を賭けたという感じで、悲壮感をもって推し進めないでいただきたい。もう、いいかげんにしてくれ。経済学の初歩くらい誰かが教えてやって欲しい。

*1:悪口を書いている人もいるが、自分でも意外なことに、さほど腹は立たない。そういう人に比べて、吉本さんがあまりに大きいから。