ランダウ=リフシッツ小教程/永井均『翔太と猫のインサイトの夏休み』

曇。Tシャツでいると肌寒いほど。

このところランダウ=リフシッツ小教程にハマっている。今さらながら、じつにユニークで、初めて物理を学ぶ人向けではないかもしれないが、洵にエレガント。「力学」でも、まあ普通なら「力とは」などというところから始めるのだろうが、本書だと「力」という概念がなかなか出てこないのだよね。運動方程式よりはラグランジュ方程式を、という主張がはっきりしている。「小教程」はそれほどむずかしくないし。「量子力学」の方も簡潔に書かれていて、大切なことがしっかり解るという感じだ。また、文庫で読めるのも嬉しい。繰り返し読んでいる。

力学・場の理論―ランダウ=リフシッツ物理学小教程 (ちくま学芸文庫)

力学・場の理論―ランダウ=リフシッツ物理学小教程 (ちくま学芸文庫)

量子力学―ランダウ=リフシッツ物理学小教程 (ちくま学芸文庫)

量子力学―ランダウ=リフシッツ物理学小教程 (ちくま学芸文庫)

永井均『翔太と猫のインサイトの夏休み』読了。日録に書く。
三次元における二直線間の距離を求めるエントリーの、補遺(参照)を書く。幾何学的考察がふたたび足りなかった(寝転がって考えていたら気づいた)ので、余分な計算をしてしまった。それもそのままにしておく。明日は早いのに、寝るのが遅くなってしまった。