『ゴンクールの日記(下)』/三浦展『「家族」と「幸福」の戦後史』

晴。冷房がいらない涼しさ。
イオンとその写真屋

ゴンクールの日記(下)』読了。

ゴンクールの日記(下) (岩波文庫)

ゴンクールの日記(下) (岩波文庫)

三浦展『「家族」と「幸福」の戦後史』読了。副題「郊外の夢と現実」。郊外の成立を、アメリカの五〇年代から追っている。「郊外」というのは、「均質性」という概念と不可分だと思う。大量生産と大量消費。均質性を差異化するために、差異が極小になっていく。
「家族」と「幸福」の戦後史 (講談社現代新書)

「家族」と「幸福」の戦後史 (講談社現代新書)

山形浩生ケインズはすごいことになっているな。岩波文庫も、ようやくケインズが入ったと思ったらこれだから、気の毒ではあるとはいえ、面目丸つぶれである。山形訳は、これはどこかから出版して下さい。
 しかし、語学が出来る出来ないというのは奥が深いな。翻訳というのは憧れるのだが、自分の道楽以外では出来ないと肝に銘じておこう。