島尾敏雄『魚雷艇学生』

今日も雪。昼過ぎから晴。
島尾敏雄魚雷艇学生』読了。これが島尾の最後の小説だとは。処女作のように瑞々しい。戦争文学なのに瑞々しいとは変だと思われるかも知れないが、事実である。特攻で遠からぬ死が決まっているとすれば、日常は夢と化す筈ではないか。

魚雷艇学生 (新潮文庫)

魚雷艇学生 (新潮文庫)


通販で買った、クリフォード・カーゾンのCD落手。早速、先日村上春樹の本を読んで聴きたくなった、シューベルトのD.850を聴く。滋味豊かな、曲にぴったりの演奏だ。とくに、終楽章の最初はハッとさせられた。しかし、本を読んでいるときは聞いたことがない曲だと思っていたが、絶対どこかで聞いている。誰のCDだろう…
Clifford Curzon Decca Recordings 1949-1964

Clifford Curzon Decca Recordings 1949-1964