田辺元『死の哲学』/ヴォイチェフ・キラールの音楽/ヴォルテール『寛容論』

日曜日。晴。
カルコスとBOOK OFF。合せて本10冊、CD4枚。
田辺元『死の哲学』読了。この岩波文庫の田辺アンソロジー、よかった。非常に難解だったが、思っていたよりずっと面白かった。またいつか読み直そう。

死の哲学――田辺元哲学選IV (岩波文庫)

死の哲学――田辺元哲学選IV (岩波文庫)

ヴォルテール『寛容論』読了。もっとヴォルテールを訳してほしい。ヴォルテールは当然文庫化されるべき著作家である。
寛容論 (中公文庫)

寛容論 (中公文庫)


ヴォイチェフ・キラル(キラール)という、ポーランドの作曲家(1932-)の作品を聴く。この作曲家の曲を聴くのは初めて(Wikipedia)。とりあえずピアノ協奏曲を聴いてみたが、甘い映画音楽なのか、ミニマル・ミュージックなのか、シンプルで、何なのか名づけようがない不思議な音楽だ。明らかにポピュラー音楽を意識しており、甘い甘いところもあるし、マッシヴに攻めてくるところもあるし、分りやすいといえばそうなのだが、通俗だと単純に切り捨てられないものでもある。「神の母」という曲も、和声的な実験などはないが、なかなか聞かせる。他の曲も後で聴こう。