高瀬正仁『高木貞治』/志村五郎『数学をいかに使うか』

日曜日。曇。
家族で毎年恒例の、海津の千代保稲荷(おちょぼさん)へ行く。参道はいろんな店が出て、人でいっぱいだった。鰻を食べて帰る。反対車線は、南濃大橋を越えるまで渋滞していた。
カルコス。9冊。

高瀬正仁高木貞治』読了。日録に書く。

高木貞治 近代日本数学の父 (岩波新書)

高木貞治 近代日本数学の父 (岩波新書)

志村五郎『数学をいかに使うか』にざっと目を通す。著者は世界的な数学者である。数学科の学生か、将来数学を本職にしたい人がどういう勉強をすべきかという本で、自分のレヴェルを超えている部分が多かったが(文庫にしては、ほとんど無茶なレヴェル)、雰囲気のある本で、わからないままに通読してしまった。こういう、どこか雰囲気のある数学本というのは少ない。個人的には、これまでも多少勉強していて心惹かれる、外積代数の重要性が説かれているところなどが刺激的だった。昔の教科書の話も面白い。しかし、数学の教科書は特に、いい本にめぐり会えるかどうかが大きい。そういう意味では独学者は不利で、本書のような(忌憚のない)本があると助かるのである。
数学をいかに使うか (ちくま学芸文庫)

数学をいかに使うか (ちくま学芸文庫)