高橋源一郎『性交と恋愛にまつわるいくつかの物語』

日曜日。晴。
妹一家と伯母来訪。二人の甥っ子は少年ぽくなってきたなあ。皆でわいわいやりながら飲む。

高橋源一郎『性交と恋愛にまつわるいくつかの物語』読了。惹句には「ユーモアたっぷりの物語」とあるが、まあそういうところもあるけれども、これは悲劇ではないのか? 世の中こうセックスに纏わる幻想が氾濫していて、「性的弱者」(つまり、モテない男と女)はどう生きていったらいいのか。恐しい小説である。

性交と恋愛にまつわるいくつかの物語 (朝日文庫)

性交と恋愛にまつわるいくつかの物語 (朝日文庫)