大手証券会社の詐欺寸前の営業を実体験しましたよ

某大手証券会社の営業(若い女だった)が金融商品の売り込みに来て、母が同席してくれというので、一緒に話を聞く。投資資金の1%乃至2%が毎月配当されるとのこと。最低でも年10%ということではないか。複雑高度に開発された優れた商品で、決してハイ・リスクではないというが、ちょっと信じられない。自分はそんなに経済に無知だとは思わないのだが、商品の説明など、言っていることが複雑でよくわかりにくい。ブラジルやオーストラリアがいま良いのだそうだ。手数料も高い(3%以上)。ロー・リターンでいいからロー・リスクが前提といっているのに、不誠実な気がする。だいたい父がひどい目に遭っている「大手」(と強調しておく)証券会社だし、胡散臭いものを感じてしまうのだ。「大手」だといっても、却って顧客無視になったりするから、要注意。
(※追記 検索してちょっと調べてみたら、やはりとんでもないハイ・リスク商品だった。格付けでBB以下、すなわち「投資不適格」のもので運用しているのである。そんなことは話に出なかったし、パンフレットにも書いていない。野村證券、いい加減にしろ。)
(※追記2 おお、よく見るとパンフレットにちゃんと書いてある。それも、予備知識がないとわからないように! こちらはパソコンで検索しながら読んでみてわかった。なるほど、これなら合法だろう。思うに、じつにやり口が巧妙だ。調べるほどハイ・リスクだとわかるのだが。それにしても、某ソフトバンクや某野村證券などの商法を実体験してみると、同じ手口だとわかる。これを応用すると、合法的に詐欺すれすれの商売が、自分でも出来そうなのが怖い(笑)。しかし、ロー・リスクと言っておいたのにハイ・リスク商品をもってくるとは、確信犯だな。それから、敢て書いておくが、これは人気商品なのである。それはそうだろう、自分で調べていなかったら、こちらだって飛びついたかも知れない。実際に儲ける人もいるだろうしね。でも、我が家のような、こういう金融商品の情報を毎日チェックしたりせず、放置しがちな者には、もともと向いていないですよ。)